熟女ばかりなのに“もてはやされる”ソープランド! 人気の理由は伝説のあのワザ
何度も書かせていただいていることだが、昨今の若者の風俗離れが著しい。風俗店の待合室で40代の筆者がもっとも年下なんてことはザラである。つまり、還暦オーバーの紳士は珍しくない。
そんな彼らがプレイの対象にしているのは、30代後半から40代前半の女性だという。やはり、自分の孫世代になってしまう可能性のある20代だと落ち着かないらしい。平たく言えばギャルよりも熟女の方がいい…ということだろう。ただし、これは主にヘルス系の店での話であり、こと風俗の王様であるソープランドとなると話は少し違ってくる。
「最終的なサービスを考えると…ねえ? 肌と肌の触れあい、そして、“締まり”を考えると、やはり若い子の方が…」という声が多い。だからこそ高級店には若い泡姫が多いのだろうし、激安店には熟女が…という流れにもなるのだろう。男のワガママな話で申し訳ないが…。
しかし、ある御仁は「風俗の王様・ソープランドだからこそ、ベテランじゃないとダメなんだよ!」と異を唱える。仮にA氏と呼ぼう。現在60歳で、ソープランドが前名で呼ばれていた時代から通っている方である。
その理由を問うと、「もちろん、若い泡姫もいいけけど…」と前置きした上で、『C』という店に行けばわかるとのこと。そこは吉原の熟女専門店なのだが…。
個人的には若い女のコと遊びたいと思うので、あまり気乗りはしなかったが、数日後、ソープランド『C』を訪れた。待合室に通されて驚いたのは、平日の昼間だったのに先客が4名ほどいたことだ。ここでも筆者はもっとも若い客のようだった。そして、ボーイが「すぐにご案内できるのは、この4名です」と写真を見せてくれた。実はA氏に数名、推薦されていたおり、その中のひとりであるミユキさん(仮名)がいたので指名して待つこと15分…。
「それではご案内です」というボーイの声と同時に入り口のカーテンが上がると、そこに待っていたのは「え? 熟女なの?」と思わせるほどのルックスを持った女性だった。落ち着いた雰囲気だが、老けているのではなく妖艶で、今っぽく言えば、いわゆる美魔女というタイプである。
部屋に案内されて、筆者は言った。「あの~、ボク、ソープランド、初めてなんです…」と。もちろん、ウソであるが、このように言えとA氏に指示されたのだ。すると、ミユキさんは「あら、そうなの? プライベートでは経験あるのかしら?」と優しい笑顔で聞いてきた。もちろん「ある…」と答えれば、「それならよかった。初めての相手が、こんなオバチャンじゃね~。申し訳なくてお相手できないもの(笑)。ならば、遠慮なく、お客様のソープ童貞をいただいちゃうわね」とのお言葉であった。
「ソープランドはねぇ…こういうことをしちゃうんだから」と、ソープランドの作法を教えてあげるとばかりに、まずは即尺をしてきたミユキさん。ベテランらしくソツのない舐め方とでもいうか、心地良いけど、ここでは発射させないという感じのフェラだ。ちなみに、この『C』は総額で大3枚小6枚という中級店。この時点ではA氏が「ベテランじゃないとダメ」という理由は、まだ分からない。
店での年齢は40歳となっているミユキさんだが、おそらく実年齢は…。グラマラスといえば聞こえはいいが、やはり加齢とピルによる熟女ソープ嬢特有の体型であった。しかし、ふくよかさゆえに、カラダを密着させてのボディ洗いはなかなかのものである。とくに、Dカップのバストの感触は四十路とは思えないほど最高だ。といっても、オーソドックスの域を超えていないし、絶賛するほどでもないというのが正直な感想だ。
「今度は私のアソコを知ってね…」とミユキさん。“アソコを知る”ということは、ソープランド特有のサービスか? そう思っていると、彼女は筆者の手を引っ張り、指をアソコの中に突っ込んでクチュクチュし始めた。『壷洗い』である。そういえば、ここ最近のソープランドでは行う泡姫が少ないかも…。そんなことを思いつつ、バスタブでは潜望鏡という、お決まりの流れを受けつつ、マットプレイになった。
うつ伏せになると、豊かな胸が背中に密着するのがよく分かった。そして、筆者の背中を滑るように…。ん? これまでに感じたことのない感触…というより動きだ。というのも、筆者がソープランドをはじめとする風俗店で、これまでに味わったマットプレイは女性の動きは上下するだけであった。しかし、ミユキさんの場合、無限大マークというか、8の字を描くような感じでバストを滑らせてくるのだ。これは、単なる上下運動よりも背中のいろいろな箇所を責められて気持ちイイ!
思わずハァハァ悶えていると、「今、こんなマットプレイする若い子いないのよ。だって、腕力使うもの。おかげで私の二の腕、たくましくなっちゃったけど(笑)。でも、これがソープランドの“正調”マットなの」と少し自慢げに笑うミユキさん。つまり、不安定なマットの上では自分の体を支えなくてはならず、かなりの体力が必要となる。ここ十数年、小学生の体力低下が問題視されているが、その体力のない子が泡姫になったとしたら、やはり、ミユキさんが言うところの正調のマットプレイは難しいのだろう。…と、ここでA氏が「ベテランじゃないとダメ」という理由がなんとなく分かった。そして、確信したのがベッドプレイでのことだ。
「私さぁ、古いタイプだから、ごめんね、キスはしないの」とミユキさんが切り出した。そういえば、昔のソープ嬢は「身体を売っても心は売らない」という意思の表われとして、客とキスをしなかったという話を聞いたことがある。「でもね、キスよりもスゴイことはしてあげられるんだから」と不敵な笑みを浮かべた彼女は、筆者に仰向けに寝るよう促した。
ミユキさんが、いわゆるヤンキー座りをしたが、開いた股には筆者の肉棒が吸い込まれている。つまり、騎乗位状態であるが、彼女は腰を振らなかった。腰を“回した”のだ。どういうことかといえば、筆者の肉棒を支点に、時計回りに360度回ったのだ。そう、これこそが昔のソープランドでは定番だったものの、現在はほとんど行われていない『花時計』というテクニックだ。地域によっては、『万華鏡』『大車輪』『風見鶏ファック』と呼ばれているというが、現在のソープランドから消えた理由は、ミユキさんいわく「だって、これ、体力使うもん。お客様に負担をかけないために、腰を“浮かし気味”で回るのは脚力が必要なんだから!」とのこと。
そう、これこそがA氏がいうところの「ベテランじゃないとダメ」というテクニックで、今の若い泡姫には、なかなかできないものなのである。ちなみに、ミユキさんは『花時計』のために毎日スクワットを200回ほどこなしているそうだ。それもこれも、「ソープランドには素晴らしいテクニックがあるのよ」ということを残したいからだという。
『C』が熟女ばかりなのに、とくにベテランのユーザーから“もてはやされる”ソープランドであることには、ちゃんとワケがあった。伝説の技とそれを継承しようという嬢の心意気に胸が熱くなる筆者であった。
(文=子門仁)
一昔前は風俗というと知りたい対象だったが、現在は、つまびらかとなってしまい。アングラな感じが全くしないのと、遊びにいっても疲弊感しかない感じ。