【今だから話せる時効風俗】 リアル過ぎたコスプレの理由
もちろん、今となっては、いけないことだと理解しているし、反省もしている。だけど、昔はおおらかな時代だったのだろう。現在ではありえない風俗店・プレイがあったものである。
オプションの定番としておなじみの『コスプレ』であるが、コスチュームを着ることで世界観が成立するので便利なアイテムだ。
この『コスプレ』は大まかに分けて2つになる。ひとつはアニメなどの“キャラクター系”で、もう一つは“職業系”だ。
たとえば、キャラクター系ならば、その作品のシーンに絡めてプレイを展開したりするが、職業系の場合は、日常と接している部分が多いため、その“リアル感の中のエロス”を楽しみたいというユーザーが多いようだ。
そんな職業コスプレでリアル感を追求していたのが、今から14年前に池袋のデリバリーSMでM女だったミカさん(仮名)だ。
当時20歳だった彼女には、店公認のオリジナルオプションとして『日替わり“お仕事”コスプレ』があった。その種類はさまざまで、ファミレスやファーストフード、コンビニなど、さまざまだ。それを着たM女のミカさんを責めることができるとあって人気のオプションだったが、制服のリアルさでも話題だった。
「だって、ホンモノなんだもん(笑)」
つまり、彼女が着用していたのは、その店舗でスタッフが着用している制服そのものだったのだ。しかし、どのように調達したのか?
「ちゃんと、バイトしてるんです!」
少し誇らしげにそう言ったミカさん。聞けば、彼女はSM店と、もうひとつバイトを掛け持ちして、その制服を調達するということだったが…もしかして…パク…それはいくらなんでも…。
「まさか(笑)。(当時は)お店によってですけど、制服の洗濯は自分でしなくてはいけないんです。それで、シフトを上手く組んで、こっちのお店(SM店)で使うんです!」
一例を挙げると、バイト店のシフトが月・金・土曜日の週3だとする。この場合、ミカさんは月曜日のバイト終わりに制服を持ち帰り、その夜に洗濯・乾燥。翌日の火曜日から木曜日までSM店でオプションとして使用。そして、木曜日夜に再び洗濯して金曜日のバイトに持っていく、という流れだ。
ちなみに、人気があったのはファーストフード系だそうで、かなりベタであるが「縛りとご一緒に、御奉仕フェラはいかがですか?」的なセリフがウケていたそうだ。しかし、中には制服が調達できない店もあるのだという。
「マ○クは制服の管理が厳しくて、持ち出せないの。だから、それを知ってマ○クのバイトは1日で辞めた(笑)。逆に比較的に緩いのはモ○とか、ド○ド○とか…。だから、たぶん、ブルセラショップでマ○クの制服って、プレミアム価格なのよね」
14年前の会話であるから、もちろん現在では管理方法も変わって、どこの店も制服を持ち出すことは難しいだろう。ちなみに、ミカさんいわく「ア○ナミ○ーズが一番、管理が厳しかった」そうだ。
なお、筆者がミカさんとプレイした時は、某牛丼店の制服を着用していたので、お互いに“ツユダク”になったのでした…。
もちろん、本来、やってはいけないことであり、今だからこそ話すことができる。それが“時効風俗”の世界である。
(文=子門仁)
ファーストフード系ってなんだか油臭そう。