２業者から風俗店接待・盆暮れの贈り物 警視を訓戒
宮崎県警の５０代男性警視が、後に恐喝や詐欺などの容疑で逮捕された県内２社の社長らから、風俗営業店で接待を受けたり、贈答品を受け取ったりしていたことが１１日、県警などへの取材でわかった。県警は警視を１月１５日付で本部長訓戒処分にした。警視は近く依願退職する意向という。
県警監察課や関係者によると、警視は２０１２年１１月下旬、恐喝罪などで今年１月に有罪判決を受けた宮崎市の会社社長＝控訴中＝が経営する風俗営業店で、飲酒を伴う接待を受けた。また、新燃岳の降灰処理をめぐって詐欺罪で公判中の同県都城市にある産廃処理業者の元社長から０９～１３年、中元や歳暮を受け取っていたとされる。
監察課はとくに、営業許可などで取り締まり対象である風俗営業店で接待を受けた点を問題視。「不適切な行為については、今後とも厳正に対処していく」とコメントした。
警視と社長らとの接点は不明だが、捜査情報の流出などは確認されていないという。
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