風俗店営業廃止は違法 金沢地裁が県に命令
石川県が営業廃止を命じたのは、県の行政手続きに不備があったため違法だとして、加賀市の風俗店が処分取り消しを求めた訴訟の判決が29日、金沢地裁であり、藤田昌宏裁判長は請求を認め、命令を取り消した。
藤田裁判長は判決理由で「この風俗店を摘発した際に、指揮する立場にあった県警幹部が、処分を出すための聴聞手続きで、相手側の言い分を聞く立場にいた」と指摘。「行政手続きの適格性を有しておらず違法」と判断した。
訴状によると、県公安委員会は平成23年9月、店が営業を続けた場合、売春のあっせんを繰り返す恐れが高いとして、風営法に基づき廃業を命じた。
23年1月、石川県警は売春防止法違反(場所提供)の疑いで同店経営者らを逮捕していた。
風俗店営業廃止は違法。当然ですね。