県教育局職員が偽造紙幣 女性に“交際費”、行使容疑で逮捕
川口署は２日、偽造通貨行使の疑いで、越谷市蒲生１丁目、県南部教育事務所指導主事の教員、石井信之容疑者（４３）を逮捕した。
逮捕容疑は、１月５日午前２時５分ごろ、川口市西川口１丁目の路上に止めた同容疑者の乗用車内で、３０代の女性に交際の対価として、計１万６千円分の偽造紙幣を手渡した疑い。
同署によると、石井容疑者と女性はデリバリーヘルスを通じて知り合ったという。同日、本物の紙幣との色の違いに気付いた女性が川口署に届け出た。
女性は同容疑者から、偽造された１万円、５千円、千円の紙幣それぞれ１枚ずつ計１万６千円を受け取ったという。
同署は女性が受け取った紙幣を鑑定、偽造と確認した。一方で携帯電話の通話履歴などから石井容疑者を特定した。
同容疑者は「本物のお金を渡したつもりだった」と偽造紙幣の行使の容疑を否認する一方、自宅で紙幣をスキャンし、複合機で印刷、紙幣を偽造したことなどをほのめかしているという。
同署は、女性に紙幣を渡した経緯や通貨偽造の余罪などについて調べている。
石井容疑者は県南部教育事務所の指導主事として、県南部地域の小中学校の生徒指導に関わり、指導・助言する立場にあった。草加市内の小学校で教員を勤め、２００７年から今年３月まで草加市教育委員会に勤務。今年４月に同事務所に異動した。同事務所は「勤務態度は真面目で、仕事に一生懸命取り組んでいた」と話している。
関根郁夫県教育長は「このたび教育局職員が逮捕されたことは誠に遺憾。今後事実関係を確認し厳正に対処する」とコメントしている。
小学生の頃、牛乳瓶のフタを100円玉のサイズに切ってガチャガチャを回すと…
なんてのがありましたけど、大人になってやると、ごめんなさいでは済まないですね。
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