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ロクデナシばかりじゃないけど…

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マンションローンで大変だったカエデさん 夜の性功者たち

今回も池袋のヘルスにいるときに相談されたカエデさんのお話です。少しふっくらしていてショコタンに似ている色白で目の大きな女の子でした。髪の毛は肩までのストレートで綺麗なミルクティー色でした。服装は大人しめなのですが、髪とネイルが派手めなイメージの女の子でした。

 彼女はピンサロがあまりにも体力的にしんどく、ヘルスに移ってきた女の子でした。私はピンサロは抵抗があって働いたことはありませんが彼女はピンサロよりもキレイだし稼げると喜んでいました。とてもしっかりした人で趣味が美容と貯金という珍しい趣味の方でした。お酒もタバコもせずに週3日くらいの出勤だったと思います。

 ある日を境に2ヶ月ほどカエデさんが出勤しなくなりました。辞めちゃったのかな~と思っているとカエデさんからメールが「ソープってどうなのかな?」いきなりのメールに頭の中が???でした。

 たしかに私は昔にソープにも在籍があって、ヘルスより稼げたって話をしたこともあったけど…姉さんあなたはここでも十分に人気嬢じゃないですか?いろいろな疑問が浮かびながらメールの返信を書く「どーしたの?なんかあった?ソープ考えてるの?」するとカエデ姉さんから「うん、考えてる。マヨちゃんが仕事終わったら電話していい?」「うん、いいよ!1時には家にいると思うから!その時間で大丈夫?」

 その夜カエデさんから電話をがありこの2ヶ月何があったのか、そしてなぜソープを考えているのかの理由を知ってとても驚いた。お店を休んでいた理由は単純にころんで足首を骨折してしまい実家に帰り安静にしていたのでよかったのですが、足を折ったのに実家に戻っていた理由は実はカエデさんは3歳の子供がいて1人で面倒をみていたんです!

 初めて聞いたのでビックリしました。彼女はだいたいの出勤が早番か中番(夕方までの出勤)で待機で会う時間も少なかったのでプライベートな話は全然したことがありませんでした。

 しかもしっかり貯金をしていたのは1年前にマンションをローンで購入してその返済が主だったそうです。半分の1500万円を頭金で払い残り半分の1500万をローンを組んだそうです。よくこの仕事でローン組めたな?と感心しながらソープを考えている理由も聞きました。今までの生活でもなんとかローンを返しながら貯金もできていたのですが、変動金利?ローンの金利が変わるとかでこのままでは大変なことになる(マンションを手放す)とのことなので1日の収入を上げる必要がありました。そして、息子がまだ小さいので週4以上に出勤するのは無理なのでソープを考えていました。

 いろいろな話を聞いたうえで私が数年前に在籍していた吉原の店長に相談しようと思い、カエデさんに写メをもらい今回のことを店長に説明する許可をもらってから久しぶりの電話。店長に容姿や性格、ローンのことも説明すると店長からは「任せてください!」と自信満々の答えがかえってきました。

 しかし、1つだけ気がかりなのが「妊娠線はどのくらいありますか?」と質問がきました。あ 、そーだった!そこも必要な条件だったわ!!ヘルスと違って吉原のお店はタトゥーや妊娠線がNGなお店も多いのです。

 こればっかりは一度面接してみないとわかならいし、1日の目標の金額やシフトなどモロモロ相談する為にカエデさんは面接に行きました。結果は見事合格!!お店から帰ってくるとやたらテンションが高かったです。

 カエデさん「駅からお店まで車で送迎してくれたよ~!でも講習で3時間って何するんの??」

 私「基本的な挨拶の仕方からマットやベットやイスや覚えること多すぎて最初は頭いっぱいになるよ?」

 カエデさん「えぇ~なんか怖いねぇ~!でもお店の待機部屋みたいなとこに通されたけどキレイだった!」

 私「待機はね~でもプレイの部屋はなかなかボロいけどね(笑)」

 カエデさん「マヨちゃん嫌なことばっかり言わないで!!」

 私「ゴメン!でもカエデさん ソープはヘルスより高収入だし客層もいいけど慣れるまで体力キツいしスタッフは機械的だし遅刻も厳しいよ?大丈夫?」

 カエデさん「うん!やってみる!無理そうならまた相談していい?」私「そりゃ全然いいし、無理そうなら辞めて戻っておいでよ!」

 カエデさん「うん!ありがとう!明日から講習と撮影だって。頑張ってくる!」

 そしてカエデさんは次の月にはランキングで5位に入る人気嬢になりました。お店のプッシュと本人のやる気が伝わったようで結局彼女が業界を上がるまで3年掛かりましたがローンを返してさらに十分な貯金ができたそうです。

 吉原に行ってから半年ほどたったころ夜に泣きながら電話がきました。

 カエデさん「マヨちゃん 、なんとかローン返せそだよ 、本当ありがとう」

 私「ほんと!よかったね!本当によかったね!!カエデさん頑張ったからだよ!」

 カエデさん「うん、最初の頃は筋肉痛もあったし体力もきつかったんだけど子供が小学校上がるまでには私も普通の仕事しなきゃって思って。まだわかんないことだらけだけど何とか続けられそう。本当ありがとうね」

 カエデさんはずっと泣きながら「ありがとう」と言っていました。私に相談してきた時も相当精神的にはマイっていたそうですが、その時は泣く余裕もなかったそうです。女1人で子供を育てるのはとても大変です。まして幼い子はすぐに体調を崩したり、ぐずったりとても気力と体力が必要です。託児所に預けたり、実家に預けながらでもカエデさんは子供の小学校入学までに業界を上がる目標を見事達成できました。

■麻世(マヨ) 1980年1月10日生まれ。元風俗嬢でキャバクラ、ヘルス、ソープ、AVと高収入な仕事を数多く経験し、現在は子育てのあいだに執筆活動と風俗コンサルタント。精神的に病みやすくいろいろなトラブルが起きやすい風俗業界の裏で麻世が助けられた女の子、助けられなかった女の子のエピソードを高収入サイト「あんない嬢」(annaijyou.jp)で連載中。


ハッピーエンドでよかったです。悲惨なのは掲載できないし…



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